点検機器 |
対象機器 |
点検項目 |
備考 |
ポンプ
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揚水量
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流量計、流速計 |
ポンプ実際の能力把握
ポンプの劣化の調査
(ポンプ運転時の流量計測)
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グランド部 |
発熱、水漏れ |
グランド部に適正な締めしろが確保されているかの確認も行います。
確保されていない場合は、パッキンの交換修理を計画します。
なお、適切な漏水量の調整やグランド部の発熱確認は日常点検で行うべきものです。
メカニカルシールの場合は、ほとんど外部確認できるところはありません。漏れがないかの確認しなります。
メカニカルシールの場合、取り付けが適正であれば運転時間により修理計画(ポンプのオーバーホールを伴う)一緒にになります。
計画より早く漏れ始める場合は、ポンプの分解が必要な構造のメカニカルシールもあるため早めのオーバーホールとなることもあります。
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真空破壊弁 |
分解清掃、機能確 |
弁内部のフロートが固着したり、配管が詰まったりすることがあります。
正常に動作しないとポンプのインペラ部に貯まった空気やガスで揚水ができない場合もあります。
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フローリレー
ユニット |
電動弁、フローリレー、圧力計、圧力スイッチ等
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電動弁の動作確認します。年数が経過すると錆、スケールにより動作が緩慢になってきます。
また、軸シール部より漏水が発生する場合があります。
フローリレーの動作も年数が経つと水アカ、錆などにより動作が緩慢になり、流量を正確に反映しなくなります。
また、電動機の冷却、シール水と分岐している場合は各分配量が適正かを把握します。
この際、降雨時など汚水・雨水ポンプが全台が動作した状態(各ポンプを運転せず全台のシール水弁を開けた状態)で確認を行っておくことも重要です。
フローリレーが影響されないか確認しておきます。
(9 フローリレーユニット)
フローリレーや電動弁については、動作が緩慢の場合、分解修理を行います。
過去何度も行ってきましたが手間の割に完全に修理はできません。(技能レベルが低いのかもしれない)
緊急時の対応としては良いのですが、コストと信頼性を考慮すると交換修理を優先すべき時もあります。
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ストレーナ |
潤滑水、封水水用 |
潤滑水・封水水配管の錆やスケーリングが付着します。
特にろ過水を使用する場合は異物の付着が多くなル場合があります。
なお、ストレーナの点検周期は運転頻度や水質(上水か、ろ過水か)によりますが、年点検はともかく1~3か月に1度は点検を行います。
(9 フローリレーユニット)
ストレーナは封水の使用量や配管サイズで取り付けられます。
機械屋さんにより、往々にして小さいサイズ(適切なサイズ)となります。
毎回点検を行うことを考慮して、サイズの大きいもの、点検しやすい形式のものの取り付けてほしいものです。
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封水量 |
モータ側・ポンプ側 |
回収式の回収率計算
上水などを使用している場合は循環するため、回収率がポンプのシール部の漏れを反映します。
ほとんどの場合、98%以上となりますが、斜流ポンプで水中のインペラでシールが劣化すると回収率が悪化します。
回収率がインペラ部で悪化しても直ぐポンプを運転できない訳ではありませんが、ポンプのオーバーホールを行わないと修理ができません。
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異常音振動 |
振動計による測定 |
指定された場所でポンプの水平方向、軸方向などのベースの振動を測定します。
意味のあるデータを測定するには、全速時のデータが必要ですが、雨水ポンプなどの試験を行う循環運転では、揚程・流量とも実際の
運転時を再現できません。
このため、参考値程度のデータとなります。この程度で異常があるポンプの運転は控えるべきで緊急修理を要します。
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圧力 |
ポンプの吸い込み、吐出圧力。
封水圧力 |
各圧力が既定値内であること。
また、圧力計の不良、詰まりの確認
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逆止弁 |
主弁 |
動作不良
内部の逆流、軸シール漏れ |
逆止弁の動作が正常に行われるか。逆止弁が閉になって逆流が発生していないか確認します。
漏れは、吐出配管内の逆流音や対象ポンプの吐出井で他号機が停止できる場合は吐出井水位変化などから判断します。
吐出弁とシリーズに設置されている場合は、ポンプ停止後、機側で吐出弁を開けて確認します。
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ダッシュポッド |
油量・油漏れ |
内部のオイル量の確認を行い、不足している場合は補充を行う。
交換は3年以上で定期定期に行うことが考えられますが、動作頻度により期間を調整します。
個人的には回転機と異なり、劣化が少ないと考えています。
なお、経年劣化でシールが劣化するので漏れが多くなります。ポンプの定期修理に合わせて修繕します。
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吐出弁 |
電動機 |
開閉電流値
| 過負荷の確認。電動機の異音確認。
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弁関係 |
異常音・給脂状態
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減速機の異音
分解しないと給脂できない構造のものもあり、ポンプの修理時期に合わせた長期計画に入ります。
弁帯の漏れの確認を行います。確認方法は逆止弁とほぼ同じになりますが、逆止弁と吐出弁はシリーズに付いているため
逆止弁を少し空いた状態で固定し、ポンプを停止させないと漏れの確認はできません。
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電動機 |
電流値 |
機側盤
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起動時の電流値及び全速運転時の電流値の確認が重要ですが
全速時の運転ができない雨水ポンプなどがあり、この場合は概ね起動時の電流値の確認に
なります。 |
回転数 |
測定器
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回転数の測定は、本体の実際の回転数と回転計装との比較。揚水量を演算で行っている場合にずれが生じます。
揚水能力の確認のために測定します。
なお、電動機の回転数の検出器は交流電圧方式と直流電圧方式があります。直流電圧方式には回転数検知器にブラシが使用されているため
電動機の点検時に併せてブラシの残量をチェックします。
作業養生
機側現場盤「機側」
電動機本体「遮断器切り、引き外し」
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温度
上部・下部案内軸受
スラスト軸受
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温度計
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運転中に軸受けの温度を確認します。因みに温度の以上は、
長い経験の中で発生したポンプはありません。電動機は信頼性がさすがに日本製は信頼性が高い。
作業養生
機側現場盤「機側」
電動機本体「遮断器切り、引き外し」
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上部・下部軸受油量
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油量レベル
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点検では油量レベルを確認し、シール等からの漏れがないことを確認します。
オイル交換については、メーカー推奨は通常毎年ですが、実際は運転頻度により3~5年周期
です。
作業養生
機側現場盤「機側」
電動機本体「遮断器切り、引き外し」
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ブラシ部 |
塵埃、摩耗状態
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ブラシの点検は年点検ではなく清掃時に定期的に確認します。
(7 巻き線型高圧電動機器の保守)
作業養生
機側現場盤「機側」
電動機本体「遮断器切り、引き外し」
引き上げ装置「電源切り」
電動機二次「接地」
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スリップリング |
腐食、表面の荒れ
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年点検でも確認しますが、表面の焼けや荒れの状態確認は、定期的なブラシ清掃でその都度確認を行います。
(7 巻き線型高圧電動機器の保守)
作業養生
機側現場盤「機側」
電動機本体「遮断器切り、引き外し」
引き上げ装置「電源切り」作業の養生
電動機二次「接地」
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ブラシ引き上げ装置 |
動作状態、給脂
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動作の確認は、ブラシ点検清掃時に定期的の行いますが、給脂などは、年点検で丁寧に行います。
また、電動での切替ではなく、手動操作で確認を行います。
手動操作の点検時、引き上げ装置の電源が入っていると強制的に始動位置に戻そうとするシーケンスが動作する場合があります。
(7 巻き線型高圧電動機器の保守)
作業養生
機側現場盤「機側」
電動機本体「遮断器切り、引き外し」
引き上げ装置「電源切り」作業の養生
電動機二次「接地」
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短絡装置 |
動作状態
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接触子の接触面の状態(接触状況及び変色等)を確認します。
(7 巻き線型高圧電動機器の保守)
作業養生
機側現場盤「機側」
電動機本体「遮断器切り、引き外し」
引き上げ装置「電源切り」
電動機二次「接地」
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液体抵抗器 |
昇降装置 |
異音
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昇降装置に減速機を使用している場合は、減速機の異音確認。給脂タイプでは給脂を行います。
作業養生
機側現場盤「機側」
電動機本体「遮断器切り、引き外し」
液体抵抗器(本体を点検する際)「電源切り」
電動機二次「接地」
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内部液 |
液量
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内部の液量が適量かの確認を行います。少ない場合は蒸留水(上水でも可か?)を補充します。
日々の通常点検でも実施しているので、通常は低下していないはずですが。
作業養生
機側現場盤「機側」
電動機本体「遮断器切り、引き外し」
液体抵抗器(本体を点検する際)「電源切り」
電動機二次「接地」
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冷却系 |
循液ポンプ、冷却器
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ポンプのシール部の液漏れ、配管部の液漏れ等確認。
(4 揚水設備(2)ポンプ補機類)
作業養生
機側現場盤「機側」
電動機本体「遮断器切り、引き外し」
液体抵抗器(本体を点検する際)循液ポンプ「電源切り」
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VVVF |
定格電流・電圧 |
測定値
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運転時の電圧・電流値のデータ測定(現在は液晶パネルで確認可能)
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冷却ファン |
異音
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冷却ファンの異音確認。通常は早期に異音は発生しません。(定期的に修繕すれば異音は発生しないはず。)
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フィルター |
清掃
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運転頻度の高い汚水ポンプ用フィルターは汚れるので年点検で必ず清掃を実施します。
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