12 補機設備
(2) 雑排水ポンプ
処理場は、地下構造が多く、洗浄、配管漏水、湧水等を処理するため設置されています。
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配管の漏水時など、機器水没を防ぐため、配置場所・能力等を十分検討しておくことが重要です。
(1)ポンプ・逆止弁・配管類
同ポンプは、長期に修理を行うことなく使用されます。稼働で劣化するのではなく、設置された場所で腐食等が発生します。
初期費用は高くなりますが各部材はSUS製がベストです。
(2)水位の検出
水位の検出には、電極式、電極帯式、フリクトレベルスイッチ式等がありますが、
概ね以下の区分によります。
①排水の水質に汚れや浮遊物が少ない場合は電極式
②排水の水質に汚れや浮遊物が少ないが、排水槽に深さがあり長さが要求される場合は電極帯式やフリクトレベルスイッチ式
③浮遊物やスカムが多い場合はフリクトレベルスイッチ式
(3)61フロートなしリレー(14 雑排水ポンプ)
リレーの取り付け場所は、通常、現場の環境等から電気室のリレー盤内に取り付けられますが、61フロートなしリレー
については電極(電極帯含む)からの距離が離れると感度や高調波ノイズ等の影響を受けることがあるため、個人的には機側盤内に
取り付けた方がよいと思います。
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