水処理プラントの管理


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  雑談 (3 ひと)

技術は伝承されない


この表題の通り技術は伝承できません。
いくら丁寧に説明しても、相手がそれを受け入れる状態に無ければ困難です。ましてや、年寄りがえらそうに講釈をたれる場合はなおさらです。
「やって見せ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば、人は動かじ」
「ロバを水飲み場に連れて行くことはできても、水を飲ますことはできない」
古来、名言、迷言があります。

昔、「仕事と学校は違う。お金をもらっているのだから、技術を教えてもらうのでは無く、先輩から盗め」といわれたと聞きました。
さすがに、こちらでもそれはなく先輩に親切に教えてもらいました。
ただし、同じことを何度も質問することはばかれるため、メモ書きと自分なりの復習を行いました。
人は、言葉だけでコミニケーションをとっている訳では無く、相手が示す仕草や行動でも行っています。やはり、何度も同じことを 質問すると、「このひとは教えても無駄」「聴く気が無い」と判断されてしまします。
メモをとるなど、次には忘れないという工夫が重要でしょうか。
また、教えてもらったことが正しいかのチェックも重要です。どんなベテランでも間違いや勘違いはあります。 教えてもらうだけは、教えてもらった以上の知識は得られません。自分で、図書を調べるなどプラスアルファが必要です。
「オリジナルからコピーしないで、コピーからコピーを繰り返すとやがて文字が読めなくなる」
当時は、専門書、専門雑誌を購入したりとかなりの出費になりましたが、今日ではインターネットという強力な武器があります。
知識や情報は十分に得られる時代になりました。
ただ、知識を得たり、技能を習得するためには、少なくとも努力が必要です。
この努力を継承するのはなかなか難しいということを上記の諺は表しているのでしょう。
「薪に火が付くのは、薪がよく乾燥しているか、湿っていてもそれを乾かす熱量がないと薪は燃え続けない」のです。









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