水処理プラントの管理


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 設計・施工 (2 機械設備)


19 受水槽


1 受水槽の給水方式
給水設備は小型のもは、ボールタップだけで給水の制御を行います。



大量に使用される場合は、FM弁とボールタップを組み合わせたものも使用されます。



さらに、ある程度の水量の入れ替えを定期的に行いたい場合は、以下のようにパイロット電磁弁を しようした制御を行います。



2 レベル検知
(1)電極
  通常の受水槽に良く使用されます。
(2)電極帯
  電極方式は長くなってくると、電極の間隔がとりづらくなったりします。その際に使用します。
(3)フリクトレベルスイッチ
  フリクトレベルスイッチは、水質の電導度に関わらず、また、水流などに影響されにくいため
  深い水槽や大きい水槽では採用した方がよういと思われます。
(4)圧力式水位計や投げ込み式水位計
  受水槽の水量を正確に把握したい場合や、より細かい設定が必要な制御を行う際に採用されます。

3 受水槽内の部材、構造
(1)受水槽ないの配管、架台等は腐食の少ない部材(SUS製)などを使用します。
(2)ボールタップなどは受水槽を全て排水しないと交換できないよう設置為ているケースがあります。
   少し排水すると作業架台がで出てくると、交換作業が安全にスムーズに行えます。





4 受水槽のバックアップ
ろ過水用受水槽と機械設備用上水受水槽が近くに設置されており、ろ過水や上水が何らかの理由で供給できない場合を想定し 供給ラインを設置することがあります。
①、②、③の方法が考えられます。

①の場合は、ろ過水と上水のどちらも供給障害があった場合、お互いに供給できます。
ただ、上水側での使用を想定しない場合でも、連通管を開けた際に水位差により上水側にろ過水が混入する可能性があります。
水質により設備に影響がある場合は採用できません。

②③の場合は、上水側に混入はありませんが、上水側にろ過水を給水することはできません。
上水の補給方法も緊急時の想定で暫定であれば手動バルブだけで良いように思います。

当然ですが、①は飲料水用では禁止されています。衛生上②、③も常設はしない。




ろ過水受水槽


ろ過受水槽などで大量のろ過水を使用する設備では、給水弁にFM弁ではなく電動弁が使用されることがあります。
注意点としては、FM弁と違って、「開」の状態で電動弁の電源が落ちると、ろ過水が出っぱなしとなります。
部分停電作業を行う際には、事前に「手動」・「閉」状態を確認する必要があります。
電動弁方式は、上水の受水槽には使用しない。







受水槽の給水実例




受水槽内の給水配管例





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