(1) 母線構成の改善
上記で述べたように処理場で完全な2重母線にするには、遮断器の数が多くなり、複雑になります。
処理場では同期装置を設置しないで運用することは、中々難しいと考えられます。
今回は自家発2台運転中は発ー発同期を行いません。ピークカット制御時に買-発の瞬並列時だけとしてみました。
ピークカット制御を一部入れることにより、自家発運転に対してポンプの運転に柔軟性を持たせるとともに、自家発の通常運転時は合流ポンプと雨水ポンプの運転時に
特化させています。
自家発を2台運転中では、分離運転を行います。
これにより、自家発が1台故障しても他の自家発は影響を受けません。
ただ、現状同期装置を設置するのであれば、発-発同期を行えるようにするモード(裏モード)を用意したい。
(2) 停電・復電制御
自家発2台が停止中に停電が発生為た場合は指定号機が自家発が起動し給電します。
停電時は、停止中の発電機が運転し、給電します。
1台運転中の自家発があれば、休止号機の自家発が停電負荷に給電します。
例の場合は、G10が運転中のため、G20が停電負荷に給電します。
復電は、停電負荷に電力を給電しているG20と受電遮断器(E52R1)との瞬時並列を行い、買電側に負荷を移行し、
G20の自家発給電遮断器(E52GR2)を切り離します。
E52R2は、買電負荷となっている母連との接続なので、E52R1投入後、時間を経ず自動投入可能です。
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