水処理プラントの管理


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 故障・保守 (1 故障)

1 故障の検討


●故障とは、物事の正常な働きが損なわれていること。あるい事態の進行に差し障りがある要素を指す。 機械の円滑な動作に問題がある場合このように表現することもあれば、(人間および動物の)身体に不調 がある場合に表現することもあります。(ウィキペディア(Wikipedia))
●保守・点検は、故障との根比べ
●保守・点検、「ドイツ人は必要だから」、「日本人は決められているから」行う?(諺)

1 故障発生
(1)LCD監視装置に故障が表示されます。
(2)日常点時で発見
(3)年点検で発見

2 故障発生場所
(1)機械設備の保護
(2)電気設備の故障
(3)点検時機器内部の故障
(4)日常点検で腐食、漏水、異音等の故障

3 故障影響
(1)機械設備停止
(2)機器運転継続
(3)影響なし

4 故障原因調査
故障調査には、修理前後を含め、完成図書で内容を把握しておく。
どこに完成図書があるかだけでも管理には重要です。
(1)原因が明確な故障
(2)原因が不明な故障
故障が固定せず、まれにしか発生しない故障。
(3)原因調査が独自でできない故障
完成図書等で確認しても分解が独自に行えなかったり、設備が複雑だったり、独自にはわからないものについては、 製造メーカ等の専門技術者に連絡をとり、教えてもらいます。連絡することで、メーカーとの人脈ができて修理範囲が広がります。
(4)原因がはっきりしない
電気関係の故障ははっきりしないものが多くなっています。システムが複雑になり、なかなか特定できません。 特に接触不良や電子部品の劣化によるものはなかなか難儀な故障があります。故障が判明するまで、数年を要したものもあります。

5 故障の見立て
(1)故障した原因の推理
(2)故障した一次、二次的要因

6 故障修理対応
(1)部品交換、修理等で故障解消
(2)原因がわからず特定できない故障は消去法で修理を行います。
疑わしいものから、順次部品交換を行います。
(3)様子見
原因がはっきりしなかったり、発生頻度の少ないもの、直ぐには修理ができないもの。 また、複雑な故障は往々にして様子見となります。
この故障は、忘れた頃に再発するので、とにかく推論を立てて面倒でも消去法で対応していく必要があります。

7 故障修理
(1)予備機が使用できない場合、機器の重要度に合わせて、運用の検討が必要になります。 メーカーに部品の在庫がなかったり、緊急修理を行うにしても2週間程度の期間が必要です。 仮設を用意することやプラントの運用制限が必要なこともあります。(ここが知恵の出しどころ)




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