水処理プラントの管理


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 制御 (滅菌設備)

6 滅菌設備


高級処理水・簡易処理水・雨水を滅菌して放流します。



1 高級処理水注入制御

(1)注入量一定制御
高級処理水量に、関わらず設定注入量で注入します。
(2)注入比率一定制御
高級処理水量に併せて注入量を変動させ、注入の濃度を一定に保ちます。


 注入率  mg/L  流量  m3/分   注入量  L/分



2 簡易処理水注入制御

最初沈殿池の沈後水水路から簡易処理水路への流出をを検知すると滅菌設備の以下の注入を開始します。
(1)注入量一定制御
簡易処理水量に、関わらず設定注入量で注入します。
(2)注入比率一定制御
簡易処理水量に併せて注入量を変動させ、注入の濃度を一定に保ちます。


3 雨水注入制御

雨水の放流量に合わせて濃度一定で注入します。
なお、放流初期(濃度、時間設定)には注入を増やす工夫を行います。


4 ろ過水注入制御

ろ過機運転時、処理したろ過水に注入します。
次亜塩設備とろ過機が離れていて注入配管が長い場合に、配管内の次亜塩が長期に滞留することになります。 この場合は、ろ過水を一緒に注入し、必要な次亜塩が短時間でろ過機処理水に注入できるようにします。


5 その他

次亜塩の管理で、漏洩が発生したり、制御の故障で多めに注入されることがあります。処理系外に流出すると生態系に影響を与えます。
この対策として、
(1)タンクレベルを監視し、注入ポンプが運転していないときや注入量より早くタンクレベルが低下する場合に警報出力し、運転している場合は停止させる。
(2)注入量と計算が合わないときに警報を出力し、運転を停止させる。
等の監視制御の工夫が必要と思われます。


6 制御を行うのに必要な要件

①計装 高級・簡易・雨水注入量、貯留タンクの液位
②構造1 高級・簡易処理水、雨水注入ポンプの速度制御装置
③構造2 簡易処理注入弁
④構造3 ろ過機注入ポンプ(機器設定値機能付き)



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