1 幹線(合流・分流・雨水)
1 幹線流入監視制御
処理区域内の雨量、幹線内の水位を監視することにより流入予測を行ったり、内水位氾濫の
予想を行ったり、ポンプの先行待機運転を行ないます。
2 制御を行うのに必要な要件
①計装1 各幹線の水位計・流量計
②計装2 雨量計
③伝送1 ポンプ場の水位、ポンプ運転状況、送水量、
④伝送2 処理場の水位、ポンプ運転状況、排水量
⑤伝送3 統合情報処理機器、情報伝送路
3 制御導入のメリット
①降雨、幹線内の状況をいち早く把握し、機器の先行待機が可能とないります。
②幹線が繋がっている場合の各ポンプ場の運用が把握できます。
③内水位氾濫や設備故障時の浸水箇所等の把握が迅速にできます。
4 制御を行う場合の検討事項
①幹線内の水位、流量計の設置箇所、情報伝送路、保守点検方法
②各情報統合した場合、統合機器の故障等のリスクの考慮が必要です。
③各機器の更新時を踏まえたコスト(システム完成に時間を要するとまた更新しないといけない)
5 評価
都市部の下水関係者がよく描くのですが、保守、コスト、運用により得られるメリットが未知数でなかなか
完成しません。情報技術をインフラに応用するのはなかなか難しい。
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