2 雨水滞水池
通常、合流幹線内には汚泥が堆積しています。このため、降雨初期には幹線内の汚れを含んだ下水が一気に
汚水処理系に流入してきます。処理能力を超える合流流入下水は通常、簡易処理か直接放流するしかなかっ
たのですが、雨水滞水池を設置することにより一時的に取り込むことによりおおむね80%~90%の汚れを
取り込り除けるように設計されています。
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ただし、取り込み量には限界があるため、想定以上の汚水や油脂分等が排出
されることがあります。新しい、技術で直接放流される合流雨水のゴミ・油脂分を巨大なろ過器で除去する技術を東京都で
採用している機場もありますが、多額の建設費用がかかることを考えると東京都以外では困難かもしれません。
雨水滞水池への取り込みイメージ
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